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【企業研究】freee株式会社の事業内容や福利厚生・選考対策を分かりやすくまとめました

freee株式会社

freee株式会社は近年急成長を遂げているSaaS企業です。2019年には上場を果たしていますが、「ベンチャー企業で経営が安定していないのでは?」、「残業や休日出勤が多いのではないか?」といった懸念を感じている方も多いのではないでしょうか?

そこで今回はfreeeのビジネスモデルや業績、人事制度などを調べて分かりやすくまとめました!これからfreee株式会社の企業研究を進めようと考えている方は、ぜひ参考にしてくださいね!

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目次

freee株式会社とは?

freee株式会社は、2012年に設立日本のクラウド会計ソフトウェアを提供するSaaS企業です。クラウド会計ソフト「freee会計」や給与計算ソフト「freee人事労務」などを提供し、中小企業や個人事業主の経理事務・給与事務・確定申告の効率化や自動化をサポートしています。

簡単な操作性と豊富な機能で多くのユーザーに支持され、クラウド会計ソフトウェア市場ではトップクラスのシェアを誇る企業に急成長しました。

freee株式会社の会社概要

ミッション

スモールビジネスを、世界の主役に。

freeeは「スモールビジネスを、世界の主役に。」をミッションに掲げ、統合型経営プラットフォームを開発・提供し、だれもが自由に自然体で経営できる環境をつくっていきます。
起業やビジネスを育てていくことを、もっと魅力的で気軽な行為に。個人事業や中小企業などのスモールビジネスに携わるすべての人が、じぶんらしく自信をもって経営できるように。
大胆にスピード感をもってアイデアを具現化できるスモールビジネスは、今までにない多様な価値観や生き方、新しいイノベーションを生み出す起爆剤だと私たちは考えています。スモールビジネスが大企業を刺激し、社会をさらにオモシロク、世の中全体をより良くする流れを後押ししていきます。

freee公式HP

ビジョン

だれもが自由に経営できる統合型経営プラットフォーム。

だれもが自由に自然体で経営できる環境をつくるために、「統合型経営プラットフォーム」を開発・提供します。
バックオフィス業務を統合することで、自動化と業務全体の効率化。さらに経営全体を可視化することで、これまでにないスマートかつ最適なアクションまで実行できるプラットフォームへと進化させていきます。また外部サービスとも連携したオープンプラットフォームとして、多様なビジネスニーズに対応。ユーザーネットワークの中における相互取引の活性化も強化していきます。
プラットフォームの提供のみならず、スモールビジネスに携わる人の環境そのものをより良くしていく取り組みを行うことで、世の中の変化を促します。

freee公式HP

freeeのビジネスモデルをチェックしよう

事業の伸び

freeeは創業以来黒字化しておらず赤字経営が続いています。

freeeの業績の推移

しかし、SaaS系ビジネスにおいては利益よりも売上成長が重視されるケースが多く、その理由はSaaS系企業のビジネスモデルが関係しています。

SaaS系ビジネスの最大の特徴はサブスクリプション型のマネタイズであることです。SaaS系サービスの利用者は、サービスの利用期間やアカウント数に応じた料金を毎月支払います。継続利用が前提となるビジネスモデルであり、一度契約を獲得すると継続的に利益を出しやすくなるメリットがあります。

その反面、顧客獲得のためにかかったコストは一定以上の期間サービスを継続利用してもらって初めて回収することができるため、いかに優れたサービスであっても利益が出るまでに時間が相応の時間が必要になります。

つまり、SaaS系企業のビジネスでは、一定以上の期間継続して利用される優れたサービスであることが重要であるため、特に事業が成長しているフェーズにおいては短期的な利益よりもビジネスがどの程度成長しているかが重視されるのです。

SaaS系ビジネスの成長を測るために重要な指標は「ARR」「ARPU」「解約率(チャーンレート)」の3つです。

ARR

毎年決まって獲得できる収益を指し、SaaSをはじめとするサブスクリプションビジネスが成長しているかどうかを把握するために重要な指標。直近の月次経常収益を12倍して算出する。

ARPU

ユーザーあたりの平均収益を指す指標。課金ユーザー当たりの平均課金額に課金しているユーザーの割合を乗じて算出する。

解約率

自社サービスの利用を辞めてしまったユーザーの割合を示す指標。顧客満足度をダイレクトに反映する指標であり、継続利用がビジネス成功の前提にあるSaaS系ビジネスにおいてとても重要な指標。

まず直近の2022年6月期決算におけるfreeeのARRは前年比33.6%増となっており、高い水準で成長していることが分かります。過去3年間の推移を見ても順調に成長しており、SaaS系ビジネスにとって理想の伸び方と言えます。

freeeのARR成長推移

次に、1ユーザーあたりの売上単価を示すARPUは前年同期比3.3%の伸びとなっており、こちらも上昇しています。

利用を開始したユーザーが離脱せず有料プランに切り替えたり、会計ソフトウェア以外のソフトウェアも合わせて利用し始めるケースが増えていると考えられ、freeeのアップセル・クロスセル戦略が機能していることを示しています。

freeeのARPU

最後の指標である解約率も右肩下がりで推移しており、サポート体制の充実やUI/UXの改善などの施策が奏功していると考えられます。

freeeの平均解約率

freeeの働き方

ここからはfreeeでの働き方について紹介します。

freeeの平均年収

freeeの平均年収は716万円となっており、一般的な企業よりも高い水準です。緩やかな上昇傾向で推移しています。

freeeの平均年収

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残業時間

freeeの平均残業時間は21時間~26時間程度です。大手転職サービス「doda」が実施した調査によると、2022年における国内の平均残業時間は1ヶ月22.2時間ですので、freeeの残業時間は平均的な水準と言えます。

有休消化率

freeeの有休消化率は82.6%となっています。厚生労働省が行った就労に関する調査では、国内企業における有休消化率は58.3%ですので、freeeは一般的な企業と比較して有休を取得しやすい企業であると言えます。

リモートワーク

freeeでは出社とリモートワークを組み合わせたハイブリットワークを採用しており、エンジニア職は週1日以上、その他の職種は週3日以上の出社を原則としています。

freeeの人事制度・福利厚生

freeeには数多くの福利厚生が存在しますが、「信頼できる仲間との繋がりを築く」ことを制度設計の重要なポイントであると考えており、コミュニケーション活性化を目的とした制度が充実している点が特徴です。

コミュニケーション活性化

shall we lunch?(ランチ補助)

shall we lunch?はチームや業務に関係なく同僚とランチできる制度です。Uber EATSの費用を1人1000円まで会社が補助し、社員同士のコミュニケーション活性化を促進しています。

チーム交際費

チームビルディング目的でのチーム交際費を会社が一部負担する制度です。

オフカツ(部活動支援)

部活よりもゆるいコミュニティで、サウナ部、ワイン部、バスケットボール部などがあります。社内SNSに参加するだけで誰でも簡単に入部可能で、活発に活動しているオフカツには部費が支給されます。

成長支援

つばめ図書館(社内図書館制度)

社員が購入した様々な本が保管されており、自由に持ち出して読むことができます。

書籍費freee(書籍費支援)

業務に関連する書籍を月に1人3冊まで購入できる制度です。読んだ本はつばめ図書館に返却します。

ジブングロースハッカー制度(資格やスキル取得支援)

資格の取得やセミナー・短期講座への参加など、実務スキル向上やキャリアアップのための学びに対して会社が年間5万円を上限で費用を補助する制度です。

働く環境整備

住宅手当

会社から半径2㎞圏内に居住した場合、住宅手当が支給される。

借上社宅制度

生活の拠点となる賃貸物件を法人名義で契約し、会社が社員に物件を貸し出す制度。

家賃の50%を基本給から現物支給という形で減額し、残りの50%を給与天引きすることで、社会保険料が下がり、社員の実質的な手取り金額が増えるメリットがあります。

疾病休暇

本人の体調不良だけでなく、家族の体調不良などにも使うことのできる有給の特別休暇です。年次有給休暇とは別で、年に最大6日利用することが可能です。

リフレッシュ休暇

勤続5年ごとに連続10日付与される特別休暇です。

育児支援

家事代行補助・ベビーシッター補助

業務都合で家事代行やベビーシッターを利用する際にかかる費用を会社が半額補助する制度です。

認可外保育園金額補助

認可外保育園の入園から最長1年間を対象に、自治体の助成金を適用の上で認可保育園と認可外保育園の差額分、月上限10万円を会社が補助する制度。

参照:freee採用サイト

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freeeの選考フローと対策をチェック!

freeeの選考フローと有効な対策をご紹介します。

freeeの選考フロー

freeeの選考フローは下記の通りとなっています。

新卒の適性検査・書類選考では、エンジニア職はコードテスト(アルゴリズム問題)、デザイナー職では企業から提示されるお題に対してデザイン原案と思考過程をまとめた資料を提出する課題選考、ビジネス職ではエントリーシートの提出と適性検査の受検が求められます。

STEP
エントリー
STEP
書類選考・適性検査
STEP
面接(3回程度)
STEP
内定・オファー面談

freeeの選考対策をチェック

freeeの内定獲得のための対策ポイントは下記の3つになります。

1. 書類選考/エントリーシートの対策
2.適性検査の対策
3.面接の対策

書類選考/エントリーシートの対策

内定獲得のためにまずは書類選考を通過しなければいけません。エントリーシートや職務経歴書を作成する際、自分の何をアピールすればよいか悩んでしまうことも多いですよね?

しかし、きちんとポイントを押さえることで、自分に特別な経験がなくても他の候補者と見劣りしないエントリーシートや職務経歴書を作成することが可能です。

自力でエントリーシートを作成するのが難しい場合は、就活エージェントを利用するのがおすすめです。就活エージェントを利用すれば、専任のアドバイザーがプロの目線でエントリーシートを添削して、選考通過の可能性を高めてくれます。

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下記の記事におすすめの就活エージェントをまとめましたので、他の就活エージェントについても知りたい人は参考にしてください。

適性検査の対策

freeeの選考では適性検査が行われます。適性検査は時間をかけて対策することで着実に得点を稼ぐことができるステップです。コツコツ準備するのが苦手な方も必ず対策して臨みましょう。

下記の記事に対策の進め方とおすすめの対策本をまとめましたので、ぜひ参考にしてください。

面接の対策

面接は最も重要かつ対策の難しいステップになります。

面接官から評価を獲得するために最も重要なのは自己理解です。面接では多くの場合、過去のエピソードを掘り下げることでその人物の行動の裏にある思考を読み取り、自社においてもどのような行動が再現されそうかを読み取ろうとしています。

そのため、自分がなぜその行動を選択したのか、論理的に説明することで説得力が生まれ、合格に近づくことができます。

自分の行動を説得力を持って伝えるために必須となるのが自己分析です。自己分析はやったつもりでも不十分なまま面接に臨んでしまっているケースがとても多いので、しっかりと時間をかけて行うようにしましょう。

面倒な自己分析が捗るおすすめの自己分析ツールを下記の記事にまとめましたので、気になる方は参考にしてください。

就活の成功率を高めるなら逆求人サービスの利用がおすすめ

逆求人サービスは、志望する会社を自分で調べてエントリーする就活ナビとは逆で、企業から送られるスカウトを受け取り、その中から気に入った求人に応募できるサービスです。

逆求人サービスを利用するメリットは、様々な企業からスカウトを受け取ることで、これまで選択肢に入っていなかった魅力的な企業に出会える可能性がある点です。

業界研究や企業研究を進める中で、すべての業界について深く理解したうえで自分に合った業界・職種を選び抜くことは困難なので、就活ナビと逆求人サービスを併用するのがおすすめです。

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上記はおすすめの逆求人サービスです。

サービスによって登録している企業数や、大手・ベンチャーといった企業の傾向が異なります。

すべて無料で利用できますので、3つとも登録しておいて自分の希望に合ったスカウトが多く届くサービスに絞ったり、一番利用されているOffreBoxだけ登録しておくなど、自分に合った方法で利用しましょう。

企業からのスカウトは、6月から増え始めて3月にピークを迎えるので、選択肢を増やせるように早い段階から登録しておくのがおすすめです。

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