この記事では、クラウド会計ソフトを開発・運営するSaaS企業、マネーフォワードの年収について徹底解説しています。
また、マネーフォワードへの転職方法や難易度は下記の記事で解説しているので、マネーフォワードへの転職を検討している方はぜひ参考にしてくださいね。

この記事で分かること
・マネーフォワードの平均年収
・マネーフォワードへ転職したときの給与レンジ
・マネーフォワードへ転職するための対策
株式会社マネーフォワードについて
まずはマネーフォワードの事業概要など基本的な情報について解説します。
マネーフォワードの事業

マネーフォワードは、会計簿アプリやクラウド会計・給与ソフトなど、お金に関する様々なサービスを開発・運営するIT企業です。
2012年に創業され、個人・法人向けのクラウドファイナンスサービスを提供しています。
家計簿アプリ「マネーフォワードME」は利用者数が1500万人を超え、家計簿アプリおよび資産管理アプリにおける利用率・認知率ともにNo.1となっています。
会社名 | 株式会社マネーフォワード |
設立 | 2012年5月 |
代表者 | 代表取締役社長CEO 辻 庸介 |
事業内容 | PFMサービスおよびクラウドサービスの開発・提供 |
所在地 | 〒108-0023 東京都港区芝浦3-1-21 msb Tamachi 田町ステーションタワーS 21F |
グループ会社 | ・マネーフォワードケッサイ株式会社 ・マネーフォワードホショウ株式会社 ・株式会社クラビス ・マネーフォワードファイン株式会社 ・マネーフォワードフィナンシャル株式会社 ・マネーフォワードi株式会社 ・株式会社ナレッジラボ ・Money Forward Vietnam Co., Ltd. ・マネーフォワードシンカ株式会社 ・スマートキャンプ株式会社 ・マネーフォワードベンチャーパートナーズ株式会社 ・株式会社アール・アンド・エー・シー ・株式会社Biz Forward ・HiTTO株式会社 ・株式会社Next Solution ・株式会社ビズヒント |
マネーフォワードの平均年収は665万円
マネーフォワードの平均年収は有価証券報告書で開示されており、2023年11月期の有価証券報告書によるとマネーフォワードの平均年収は665万円です。
これは日本国内の平均年収460万円を200万円以上大きく、給与水準が高い企業といえます。
また、マネーフォワードは平均年齢が33.6歳でありながら、上場企業全体の平均年収651万円も上回っており、同世代の中でも高い給与水準であることが分かります。
年度 | 平均年収 | 勤続年数 | 平均年齢 |
2019年11月期 | 607万円 | 1.8年 | 33.0歳 |
2020年11月期 | 613万円 | 2.3年 | 33.3歳 |
2021年11月期 | 648万円 | 2.2年 | 33.4歳 |
2022年11月期 | 647万円 | 1.9年 | 33.3歳 |
2023年11月期 | 665万円 | 2.4年 | 33.6歳 |
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マネーフォワードに中途入社した場合の年収は?
マネーフォワードへの転職を検討している場合、転職直後の年収が気になるところですよね。
2025年2月現在、転職サイトに掲載されている募集要項によると、転職時の初任給は職種やポジションによっておおよそ400万円~1,300万円の範囲となっています。
職種/ポジション | 年収 |
セールス | 400万円~834万円 |
マーケティング | 400万円~850万円 |
エンジニア | 600万円~1,300万円 |
デザイナー | 450万円~920万円 |
人事 | 480万円~1,000万円 |
法務 | 400万円〜1,000万円 |
最新の情報については転職サイトやマネーフォワードの採用HPで確認できるので、さらに詳しく知りたい場合はぜひチェックしてみてください。
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マネーフォワードでの手取り額はいくら?
マネーフォワードに転職した場合、毎月の平均的な手取り額はおおよそ41万円になると考えられます。
マネーフォワードは年俸制を採用しており、年収を12等分した金額が月給になります。
そのため平均年収665万円の場合、理論上の月給は554,166円となります。
実際の手取り額は居住地や年齢、扶養家族の人数によって異なりますが、月給が554,166円の場合、ひと月当たりの手取り額は41万円程度となります。
項目 | 月額 |
---|---|
総支給額 | 554,166円 |
所得税 | 24,990円 |
住民税 | 28,469円 |
健康保険料 | 27,832円 |
厚生年金保険料 | 51,240円 |
雇用保険料 | 3,235円 |
手取り額 | 418,310円 |
ちなみに、転職時に想定される年収の下限である400万円の場合、月給は334,000円、手取り額は262,226円になります。
年収 | 賞与 | 月給 | 手取り額 |
---|---|---|---|
400万円 | 0円 | 334,000円 | 262,226円 |
マネーフォワードに昇給のチャンスはある?
マネーフォワードでは、ジョブスキルと組織貢献の2軸で構成されるグレード制を導入しています。
評価は半期ごとに実施され、期初に設定した目標の達成度を期末に評価する目標管理制度が採用されており、評価面談によって次年度のグレードが確定する仕組みとなっています。
昇給や評価の仕組みは社員から不満の声が出やすいものですが、社員からの口コミはポジティブなものが多く、明確な制度となっているようです。

給与制度:
給与テーブルが明確に定義されている。
また少し前にテーブルの見直しが入ったことにより、一定の給料まではスレカレーター式で上がっていくようになった。
概ね満足しているがまだまだあげる意思は感じているので期待したい。
評価制度:
エンジニアリングと組織への貢献度の二軸で評価が行われる。
またそれらについても言語化されているため、社員からすると理解しやすく本当にありがたい制度である。
まだ自分のグレードをあげるためには、何をすべきか、どうなっていくべきかが明文化されている。
マネーフォワードは働きやすい?平均残業時間や福利厚生について解説
マネーフォワードの職場環境はどうなっているのでしょうか?
労働時間や休日数などの基本情報は以下の通りとなっています。
労働時間 | フレックスタイム制 フレキシブルタイム:7:00〜22:00 コアタイム:10:00〜15:00 |
---|---|
休日 | 完全週休2日制 (年間休日120日以上) |
勤務地 | ・東京本社 ・北海道支社 ・東北支社 ・東海支社、名古屋開発拠点 ・京都支社、京都開発拠点 ・関西支社、大阪開発拠点 ・広島支社 ・九州・沖縄支社、福岡開発拠点 |
服装 | 原則自由 |
残業は多い?
女性の活躍推進企業データベースで公開されている情報によると、マネーフォワードの残業時間は14.2時間です。※2022年12月〜2023年11月実績
一方、厚生労働省が実施している2023年の毎月勤労統計調査によると、日本の一般労働者の平均残業時間は13.8時間となっており、マネーフォワードの残業時間は国内企業と同程度であるといえます。
また、フレックスタイムやリモートワークの導入により柔軟な働き方が可能であり、社員がワークライフバランスを確保しやすい環境を整えているといえます。



遅くても20時くらいには退勤しているメンバーがほとんど。
用事があれば夕方などに上がることも可能なためハードワークすぎてプラーベートで何もできないということにはなりにくい会社だと思います。
ただし、法令対応でリリース期限が決まった開発に関わる場合、その期間は忙しいことがあります。
マネーフォワードの福利厚生は?
マネーフォワードの福利厚生や社内制度は非常に充実しており、次のような福利厚生があります。
詳細はマネーフォワードの採用サイトで確認することができます。
健康診断 | 定期健康診断のほか、婦人科検診も会社負担で受診できる |
---|---|
予防接種 | インフルエンザ予防接種を会社負担で接種できます |
従業員持株会 | 毎月の給与から一定の金額(拠出金)を控除し、マネーフォワードの株式を買い付けできる制度 |
医療サポート | 病気やケガに関する悩みや、救急医療機関について24時間365日電話で相談できる「メディカルアシスト」、夜間や休日に往診やオンライン診療が受けられる「ファストドクター」を導入 |
企業型確定拠出年金 | 毎月の給与から一定の金額(拠出金)を控除して積み立てし、拠出金分を非課税で資産運用できる制度 |
マネーフォワード ME プレミアム無料クーポン | 年に一度、マネーフォワード MEのプレミアム機能が無料で使えるクーポンを配布する |
チャレンジシステム(異動公募制度) | 年に2回、各部署が社内向けに公募を行い、異動希望部署に自ら応募できる制度 |
書籍購入補助 | 業務上必要な書籍を経費で購入することができる制度 |
Happy Hour(社内懇親会) | コミュニケーションを活性化を目的として、全従業員が無料で参加できる懇親会 |
Family Day | 従業員の家族を招待し、マネーフォワードの仕事や職場を知っていただくためのオフィスツアーや懇親会 |
近隣住宅手当/近隣引越祝金 | ・所属オフィス近隣に居住する際、最大2万円の近隣住宅手当を支給 ・近隣住宅手当の範囲内に新たに転居した際、祝金10万円を支給 |
家事代行補助 | 家事代行サービスが7%オフで利用可能 |
マネーフォワードへの転職は難しい?
マネーフォワードは高年収が期待でき、福利厚生も充実していますが、転職が難しいかどうかは気になるところですよね。
マネーフォワードは積極的に中途採用を行っており、エンジニア、デザイナー、セールス、コーポレートなど、様々な職種で求人が公開されていますが、経験者採用が前提となっており、転職の難易度は高いと言えます。
しかし、直近5年間の従業員数の推移をみると、年間250人を超えるペースで従業員数が増えており、積極的に新規採用を行っていることが分かります。
特にエンジニアの求人が多く掲載されており、実務経験がある人は入社のチャンスが増えていると考えられます。
マネーフォワードへ転職する方法
ここではマネーフォワードに転職するための方法を3つご紹介します。
転職エージェントから応募する


転職が初めての人や、書類選考や面接対策に自信がない人は、転職エージェントを利用して転職するのがおすすめです。
転職エージェントは、プロのアドバイザーから様々なサポートを受けながら転職活動を進めることができるサービスで、転職の成功率を高めることができます。
転職エージェントで受けられるサポート
- 職務経歴書の添削や模擬面接などの選考対策を受けられる
- 面接日程の調整をすべてお任せできる
- 過去の面接で聞かれた質問などの選考情報を提供してもらえる
- 企業の人事担当者から直接聞いた選考の基準を教えてもらえる
- 内定時の給与交渉を担ってくれる
転職エージェントは、企業が採用成功時に成果報酬を支払うビジネスモデルなので、すべてのサービスが無料で利用できます。
また、一般的な転職サイトには掲載されていない非公開求人を保有していることも多いので、希望に合うような他の求人を紹介してもらうこともできます。
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転職サイトから応募する
転職に慣れている人や、書類選考や面接などの選考対策に自信のある人は、転職サイトから応募するのがおすすめです。
転職サイトは簡単な職務経歴を登録するだけで応募できることが多いです。
また、一部転職エージェントの場合、応募するために求人を紹介してもらうのを待つ必要がありますが、転職サイトの場合は公開されている求人を自分で探して応募できるため、転職活動をスムーズに進めることができます。
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企業の採用HPから応募する
転職活動に自信があり、かつマネーフォワードへの転職しか考えていない場合、マネーフォワードの採用HPから直接応募するのも良いでしょう。
転職サイトと異なり、応募したい求人を探す必要がないため、よりスムーズに応募まで進むことができます。
ただし、応募時に必要な情報や提出書類は企業によって異なります。
応募時に履歴書と職務経歴書、職種によってはポートフォリオの提出を求められる場合もあるので注意が必要です。
おすすめの転職サービス
マネーフォワードへの転職を検討している方に、おすすめの転職サービスをご紹介します。
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転職エージェントは3~4社登録しておこう


転職エージェントに登録する際は、3~4社の転職エージェントに登録して初回のキャリアカウンセリングを受け、相性の良さそうなエージェントに絞り込むのがおすすめです。
転職活動は限られた時間の中で自己分析をしたり、企業分析をしたり、選考対策をする必要があり、特に働きながら手転職活動を進める場合はそれなりのストレスを抱えることになります。
加えて相性の良くないアドバイザーのサポートを受けるのはさらにストレスがかかります。
余計なストレスを抱えてしまうと転職への意欲が減退し、転職の成功率を下げる要因になってしまうので、複数の転職エージェントに登録して、初回カウンセリングを受けたうえでサポートを任せるエージェントを選ぶようにしましょう。
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