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フリーの平均年収は678万円!転職時の給与や昇給についても解説

フリーのロゴ

この記事では、会計ソフトや給与計算ソフトなど複数のクラウドサービスを開発・運営するSaaS企業、フリーの年収について徹底解説しています。

また、フリーへの転職方法や難易度は下記の記事で解説しているので、freeeへの転職を検討している方はぜひ参考にしてくださいね。

この記事で分かること
・フリーの平均年収
・フリーへ転職したときの給与レンジ
・フリーへ転職するための対策

目次

フリー株式会社について

まずはフリーの事業概要など基本的な情報について解説します。

フリーの事業概要

freeeの事業概要イメージ

参照:freee公式HP

フリーはクラウド会計ソフト「freee会計」と人事労務クラウド「freee人事労務」を中心に、中小企業のバックオフィス業務の自動化と最適化を支援するSaaS企業です。

主なサービスは以下の通りです。

クラウド会計ソフト「freee会計」

  • 業界トップクラスのクラウド型会計ソフト
  • 個人事業主から500名規模の法人まで、幅広い規模の事業に対応
  • AIによる自動化で会計知識がなくても安心

人事労務クラウド「freee人事労務」

  • 給与計算、勤怠管理、人事制度など、人事労務に関する業務を一気通貫でサポート
  • 入力しやすい画面ではじめて利用するユーザーも直感的に操作が可能
  • 税金・社会保険など必要な計算はすべて自動

電子契約システム「freeeサイン」

  • 文書の作成、締結、管理までワンストップで実現可能な電子契約サービス
  • 時間、手間、印紙コスト、紛失リスクなど契約にまつわる様々な課題を解消
  • 弁護士監修のため重要な契約でも安心して利用可
会社名フリー株式会社
設立2012年7月
代表者代表取締役CEO 佐々木 大輔
事業内容SaaS型クラウドサービスの開発・運営
所在地〒141-0032
東京都品川区大崎1-2-2
アートヴィレッジ大崎セントラルタワー 21階
グループ会社・フリーファイナンスラボ株式会社
・フリービズ株式会社
・フリーサイン株式会社
・Likha-iT Inc(フィリピン)
・sweeep株式会社
・透明書店株式会社
コーポレートサイト

フリーの平均年収は678万円

フリーの平均年収は有価証券報告書で開示されており、2024年6月期の有価証券報告書によるとフリーの平均年収は678万円です。

これは日本国内の平均年収460万円を218万円上回り、給与水準が高い企業と言えます。

さらに、有価証券報告書には平均勤続年数が1.7年と記載されていて、社歴が短い社員でも高い給与を期待できることが分かります。

年度平均年収勤続年数平均年齢
2020年6月期688万円2.5年32.2歳
2021年6月期705万円2.4年32.9歳
2022年6月期716万円2.4年33.0歳
2023年6月期685万円1.8年33.1歳
2024年6月期678万円1.7年32.7歳
有価証券報告書

日本国内の平均年収については、国税庁が実施している民間給与実態統計調査を参考にしています。

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フリーに中途入社した場合の年収は?

フリーへの転職を検討している場合、転職直後の年収が気になるところですよね。

2024年12月現在、フリーの採用HPに掲載されている募集要項によると、転職時の初任給は職種やポジションによって510万円~1,230万円の範囲となっています。

職種/ポジション年収
Webアプリケーションエンジニア510万円〜1,125万円
広報・PRプランナー690万円~1,230万円
セールス515万円~1,125万円
リクルーター570万円~845万円
人事企画600万円~900万円
経理600万円〜1,080万円
フリー採用HP

リーダー候補やマネージャー募集の求人では想定年収の下限が高く設定されていますが、その他の募集ではどの職種でも500万円強〜1,000万円前後と大きな幅で年収が設定されており、経験や能力によって入社時の年収は大きく変わりそうです。

最新の情報については転職サイトやフリーの採用HPで確認できるので、さらに詳しく知りたい場合はぜひチェックしてみてください。

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フリーの手取り額はいくら?

フリーに転職した場合、毎月の平均的な手取り額はおおよそ43万円になると考えられます。

フリーは年俸制のため賞与の支給はなく、年収÷12ヶ月で月給を求めることができます。

平均年収678万円の場合、毎月の給与は565,000円になります。

実際の手取り額は居住地や年齢、扶養家族の人数によって異なりますが、月給が565,000円の場合、ひと月当たりの手取り額は約43万円程度となります。

項目月額
総支給額565,000円
所得税26,950円
住民税22,300円
健康保険料27,832円
介護保険料0円
厚生年金保険料51,240円
雇用保険料3,390円
手取り額433,288円

ちなみに、転職時に想定される年収の下限である510万円の場合、月給は425,000円、手取り額は327,136円になります。

年収賞与月給手取り額
510万円0円425,000円327,136円

フリーに昇給のチャンスはある?

フリーにはインパクトマイルストーンという等級制度があり、社員に期待するインパクトの大きさによってグレードが決まります。

グレードは人事評価に基づいて半年に一度見直され、社員はグレードに応じた給与を受け取ることができる仕組みのため、高い評価を獲得することで昇給することができます。

しかし社員口コミサイトを確認すると、グレードを上げるためには次のグレードの要件をすべて満たしている必要があり、一定のグレードからは昇格が狭き門となるようです。

中途採用では前職の給与を考慮したオファーになることもあるので、確保したい年収水準が決まっている人は転職時にしっかりと年収交渉を行いましょう。

企業と直接年収交渉を行うのはハードルが高い場合は、転職エージェントを利用して代わりに年収交渉を行ってもらうようにしましょう。

社員はそれぞれランク付けされ、そのランクに応じた給与をもらうことができる。
また、評価制度で最高の評価を貰えたとしても次のランクに昇格できるわけではない。

上司の主観による点が大きいので、中には不公平と感じる人もいると思う。
また、次のランクに挑戦できるレベルだとしても、昇格には完全に次のランクの要件を満たし切っている必要がある為、かなり上がりづらい。

引用:openwork

フリーは働きやすい?平均残業時間や福利厚生について解説

フリーの職場環境はどうなっているのでしょうか?

労働時間や休日数などの基本情報は以下の通りとなっています。

労働時間フレックスタイム制または裁量労働制
※職種によって異なる
休日完全週休2日制
(年間休日120日以上)
勤務地・東京本社
・札幌支社
・新潟支社
・中部支社
・関西支社
・九州支社
・沖縄支社
※原則 会社都合の転勤なし
服装自由
平均年齢32.7歳

残業は多い?

社員口コミサイトによると、フリーの平均残業時間は22~25時間程度です。

一方、厚生労働省が実施している2023年の毎月勤労統計調査によると、日本の一般労働者の平均残業時間は13.8時間となっており、フリーの残業時間は国内の平均よりも多いことが分かります。

残業が多いと感じるかどうかは個人差がありますが、1日あたり1時間程度の残業時間であれば身体的負荷も少なく、働きやすい環境であると考えられます。

日本国内の平均残業時間については、厚生労働省が実施している毎月勤労統計調査を参照しています。

フリーの福利厚生は?

採用サイトを確認すると、フリーには次のような福利厚生があります。

社会保険料負担を軽減しながら住宅補助を受けられる借上社宅制度など、社員が働きやすい環境が整っています。

疾病休暇本人の体調不良だけでなく、家族の体調不良などにも使える有給の特別休暇が年6日付与される。
住宅手当会社から半径2km県内に居住した場合、住宅手当が支給される。
借上社宅制度生活拠点となる賃貸物件を法人名義で契約し、会社が貸し出しを行う制度。社会保険料が下がり、実質的な手取りが増える。
ベビーシッター補助制度
家事代行補助
ベビーシッターや家事代行の利用料の一部を会社が補助。
書籍費freee
ツバメ図書館
業務に関連する書籍を1人月3冊まで購入可能な制度。読んだ本は社内図書館であるツバメ図書館に返却し、図書館内の本は自由に読むことができる。
ジブングロースハッカー業務やキャリアビジョンに近づくための学び・費用を会社が年間5万円を上限に負担する。
Shall we lunch?他のチームのfreeeメンバーと一緒にランチする際にランチ代を支給する制度。
チーム交際費チームビルディング目的でのチーム交際費を一部負担する制度。
オフカツ部活よりもゆるいfreeeのゆるふわコミュニティ。活動費は四半期に最大4万円。
お祝いライフパートナーができたタイミングや出産時に、お祝い金と選べるプレゼントをお渡しする制度。

フリーへの転職は難しい?

フリーは高年収が期待でき、福利厚生も充実していますが、転職が難しいかどうかは気になるところですよね。

フリーは積極的に中途採用を行っており、エンジニア、デザイナー、セールス、マーケティング、コーポレートなど、様々な職種で求人が公開されていますが、ほとんどのポジションで経験者採用が前提となっており、転職の難易度は高いと言えます。

しかし、ポジションによっては採用人数が多かったり、インサイドセールスなど一部のポジションでは実務経験が必須とされないポテンシャル採用が行われていることもあります。(※2025年1月時点)

このようなポジションでは、実務経験よりも人物面が重視されることが多く、転職のチャンスが広がる場合があります。

また、直近5年の従業員数の推移を見ると、年間300人以上のペースで従業員が増加しており、ハイペースで採用が進められていることが分かります。

エンジニア、セールス、カスタマーサクセスなど、売上成長に直結するポジションで採用枠が増えており、入社のチャンスも広がっていると考えられます。

フリーへ転職するための対策

フリーの企業情報を詳しく把握する

選考を通過するためには、企業への理解を深めることが欠かせません。

まずはホームページなどWEB上の情報を確認し、企業のビジョンや事業戦略を把握しましょう。

具体的には以下のサイトや資料を確認するのがおすすめです。

  • 採用HP
  • 採用ピッチ資料
  • IR資料や代表者インタビュー記事
  • 社員口コミサイト

採用HP

採用HPはその企業の基本情報が詰まっています。

特にベンチャー企業では、一体感の醸成やスムーズなコミュニケーションのためにカルチャーマッチが重視されることが多いです。

そのため、企業のミッションやバリューに共感できる点を明確にし、説得力を持って説明できるよう準備しましょう。

採用ピッチ資料

企業によっては採用ピッチ資料が公開されていることがあります。

採用ピッチ資料には、その企業の今後の戦略や福利厚生の具体的な内容、働くメンバーの紹介などが採用HPよりも詳しく載っていて、入社後の働き方をイメージしやすいです。

「会社名 採用ピッチ資料」と検索すれば公開されている資料が見つかりますので、目を通しておきましょう。

IR資料や代表者インタビュー記事

上場企業の場合、IR資料にも重要な情報が記載されています。

直近の業績や今後の戦略が記載されており、企業の方向性をより具体的に把握することができます。

企業が提供する代表者や経営陣のインタビュー記事も有用です。

会社の代表者や経営陣がどのような想いで経営をしているのかを知ることで、企業に対する理解が深まります。

社員口コミサイト

社員口コミサイトは、実際に働く社員のリアルな声が投稿されているサイトです。

投稿された口コミを参考にすることで、募集要項に記載された内容と現場の実態とのギャップを把握できます。

ただし、口コミの信頼性にはばらつきがあるため、全てを鵜呑みにせず気になった点を面接の逆質問で確認するのがおすすめです。

選考対策をする

フリーへの転職活動を成功させるためには、事前準備と選考対策が重要です。

特に書類選考と面接はどの企業・どの職種であっても実施されるため、対策は必須となります。

書類選考の準備をする

多くの場合、転職活動で最初のハードルとなるのは書類選考です。

書類選考では履歴書と職務経歴書の提出を求められます。

自分のことを知らない読み手にも伝わる文章になっているかをチェックしましょう。

成果やアピールポイントが伝わるように、実際に改善した数字を示すなど定量的な情報を記載するのがおすすめです。

面接は数をこなしてスムーズに話せるように

書類選考を通過した場合、次に面接が実施されることが多いです。

面接は場数を踏むことで、自分の考えや経験をスムーズに説明できるようになります。

フリー以外の企業も含めて幅広く転職を検討している場合、転職サイトで興味のある企業を探して積極的に応募し、面接の緊張感に慣れるようにしましょう。

「フリー以外の企業に転職する気がない」という方や、「ぶっつけ本番で面接に臨みたくない」という方は、転職エージェントを利用して模擬面接を受けることができるので、活用するのがおすすめです。

転職活動が初めての人は転職エージェントを活用しよう

はじめての転職なら転職エージェントの利用がおすすめ

初めて転職活動をする方や、職務経歴書の作成や面接対策に不安のある方は、転職エージェントを利用するのがおすすめです。

転職エージェントは、企業が採用成功時に成果報酬を支払うビジネスモデルなので、求職者はすべてのサービスを無料で利用できます。

逆に採用企業にとっては、転職エージェントに支払う成果報酬がコストになるため、選考のハードルが上がることもあります。

一見すると転職エージェントを経由して応募するのは不利に感じられるかもしれませんが、転職エージェントを利用することで様々なサポートを受けることができ、転職成功率を高めることができます。

転職エージェントで受けられるサポート

  • 職務経歴書の添削や模擬面接などの選考対策を受けられる
  • 過去の面接で聞かれた質問などの選考情報を提供してもらえる
  • 企業の人事担当者から直接聞いた選考の基準を教えてもらえる

特に、はじめて転職活動をする方、選考対策に自信のない方はプロのサポートを受ける恩恵が大きいので、転職エージェントに登録してカウンセリングを受けてみましょう。

おすすめの転職サービス

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転職エージェントは3~4社登録しておこう

転職エージェントは必ず複数登録しよう

転職エージェントに登録する際は、3~4社の転職エージェントに登録して初回のキャリアカウンセリングを受け、相性の良さそうなエージェントに絞り込むのがおすすめです。

転職活動は限られた時間の中で自己分析をしたり、企業分析をしたり、選考対策をする必要があり、特に働きながら手転職活動を進める場合はそれなりのストレスを抱えることになります。

加えて相性の良くないアドバイザーのサポートを受けるのはさらにストレスがかかります。

余計なストレスを抱えてしまうと転職への意欲が減退し、転職の成功率を下げる要因になってしまうので、複数の転職エージェントに登録して、初回カウンセリングを受けたうえでサポートを任せるエージェントを選ぶようにしましょう。

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