SPIは就職活動において用いられる適性検査の一つです。
日本企業では新卒・中途含めて最も頻繁に利用される適性検査であり、大手企業ではSPIで高得点を取ることができなければ内定を獲得することは難しいため、対策は必須です。
しかしSPIは言語・非言語のほか英語能力検査、構造的把握力検査、性格検査など幅広い範囲から出題されるほか、企業や受検方法によっても出題範囲が異なるなど分かりづらい点が多くあります。
出版されているSPI対策本も数多くあり、効率的に対策するためにはどれを選べばよいか迷ってしまう人も多いのではないでしょうか。
そこで今回はSPI対策本を選ぶポイントと、厳選したおすすめの対策本15冊をご紹介します。
これから就職・転職でSPI対策を始めようと考えている人は、ぜひ参考にしてください。
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いつから対策をはじめればよいのか?
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SPI対策を始めるにあたって、まずはいつから勉強を始めればいいのか気になるところです。
一般的にSPI対策は30時間~60時間を要するとされており、1日1時間をSPI対策に充てた場合1ヶ月~2ヶ月が必要になります。
SPIは対策をすることで着実に得点を伸ばせる試験なので、余裕を持って大学3年生の1月頃から対策を始めるのがおすすめです。
また、新卒採用のスケジュールは早期化傾向にあり、早期選考でSPIが課される可能性があります。
その場合、選考の2か月前、遅くとも1か月前には対策を始めましょう。
SPIは問題数が非常に多く制限時間も設けられており、効率的に問題を解いていくスキルが求められるため、早めの準備と継続的な学習が重要です。
早めに対策を始めることで出題パターンに慣れ、自信を持ってSPIに臨めるように準備を行いましょう。
SPI対策の選び方
SPI対策本は様々な種類のものが発売されており、どのように選んだらよいのか迷ってしまうかもしれません。
ここではSPI対策本を選ぶ際に押さえておきたいポイントを解説します。
SPIの種類で選ぶ
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SPI対策本は、自身が受検するSPIに合わせたものを選びましょう。
SPIは、高卒採用向けのSPI-H、大卒採用向けのSPI-U、中途採用向けのSPI-G、事務職・一般採用者向けのSPI-R、SPI-Nに大別されます。
それぞれのSPIは出題内容や難易度が異なるため、対策本を選ぶ際には自身が受検するSPIに合わせたものを選ぶことが重要です。
「SPI-H」「SPI-U」「SPI-G」は検査項目は同じですが、「SPI-G」では資料解釈問題が必ず出題されるなど傾向や難易度に違いがありますので、受検するSPIの種類に対応している対策本か必ず確認しましょう。
「SPI-R」と「SPI-N」は、上記の3種類と出題内容が大きく異なります。
「SPI-R」や「SPI-N」の対策本を選ぶ場合は、それぞれに特化したものを選ぶようにしましょう。
効率的に対策できるように、対応しているSPIの種類は購入前に必ず確認してください。
実施方法に合わせて選ぶ
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対策本が自分の受検するSPIの実施方法に対応しているかも確認が必要です。
SPIは、自宅のパソコン等で受検する「Webテスティング」、企業が用意した会場へ出向いてマークシート形式で受検する「ペーパーテスティング」、専用の会場でパソコンを使って受検する「テストセンター」などの実施方法があります。
実施方法によって出題範囲に微妙な違いがあるので、必ず実施方法を確認し、対応している対策本を選ぶようにしましょう。
実施方法が分からない場合や複数の実施方法での受検が必要になる場合は、複数の実施方法に対応している対策本を選びましょう。
「Webテスティング」「ペーパーテスティング」「テストセンター」の3つの実施方法は主要3方式と呼ばれ、大半の企業は主要3方式のいずれかで受検を求められます。
主要3方式すべてに対応した対策本もありますので、選考を受ける企業が定まっておらずSPIの実施方法が分からない場合は、主要3方式すべてに対応しているものを選ぶのがおすすめです。
自分のレベルに合ったものを選ぶ
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対策本は自分のレベルに合っているものを選ぶことも重要です。
SPIの対策本には図やイラストが豊富で分かりやすい解説に力を入れている解説タイプのものと、問題数が多く反復練習に向いている問題集タイプのものに大別されます。
中学や高校で習った基礎的な知識に自信がない場合は、解説が充実している対策本を選ぶようにしましょう。解説重視の対策本は例題ごとに詳しい解説やコツを提供してくれるため、必要な知識を段階的に習得しながら対策を進めることができます。
解説重視の対策本で慣れてきたら実践的な対策を行うために問題集タイプの対策本に取り組みましょう。問題集タイプの対策本では、頻出問題を多く集めているため、出題パターンや回答にかける時間感覚を身につけることができます。
中学・高校時代の基礎的な学力に自信がある場合は、最初から問題集タイプの対策本に取り組むことが効率的です。
実践的な問題に取り組みながらスキルを向上させましょう。
最新年度に対応しているかチェック
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対策本の対応年度も必ずチェックしましょう。
SPIの出題傾向に大きな変化はないものの、毎年微妙に変化しており、SPIの対策本も毎年のように改訂されています。
最新の傾向が反映された対策本で効率よく学習できるように、できるだけ発行年度の新しいものを選ぶようにしましょう。
SPI対策本おすすめランキング
これが本当のSPI3だ! 2025年度版 【主要3方式〈テストセンター・ペーパーテスト・WEBテスティング〉対応】
丁寧な解説が講義形式で展開されるため理解しやすく、時間をかけてじっくり理解を深めたい人にぴったりの対策本です。
数学の基礎からやり直したい受検生向けに「算数のおさらい」も掲載されており、基礎知識にあまり自信のない人でも着実に学習を進めることが可能です。
Webテスティング、ペーパーテスト、テストセンターの主要3方式に対応しており、受検方式が分からないけどとりあえず対策を進めたいと考えている人におすすめの対策本です。
基礎からステップアップ! SPI3突破テキスト&問題集2023年度版
対話形式で解説が進む構成で、一つ一つ順番に理解しながら解法を身に着けることができます。
難易度が低めに設定されているので数学が苦手な人でも躓くことなく学習を進められる対策本となっています。
購入者は特典として本書の電子版とWebアプリ問題集を利用できるので、通勤・通学中のスキマ時間を活用して学習を進めることも可能です。
2025最新版 史上最強SPI&テストセンター超実戦問題集
SPIの実施方法として約70%を占めるテストセンター形式に特化しており、テストセンター形式で高得点を狙いたい人におすすめです。
最新の頻出問題を掲載しているほか、テストセンター形式の特性を踏まえたメモの取り方や計算方法など、素早く回答するためのノウハウまで解説しています。
実践的な問題が多いため、ある程度基礎的な知識を身に着けてから本書にとりかかりましょう。
2025年度版 SPI3の教科書 これさえあれば。
図や表が多く大きめの文字で解説されているため、見やすく分かりやすい構成になっている対策本です。
主要3方式を含むすべての受検方式に対応しています。
企業によって出題されることのある英語能力検査や構造的把握力検査にも対応しており、この1冊でSPI対策を網羅することが可能です。
2025最新版 史上最強SPI&テストセンター1700題
主要3方式に対応している問題集で、言語問題・非言語問題を中心に1700題を収載しています。
英語能力検査、構造的把握力検査、性格検査の対策も可能。1冊で広範囲をカバーすることができます。
解説もポイントを押さえて分かりやすくまとまっており、基礎的な知識に自信のある人はこの1冊を反復練習するだけで高得点を狙えます。
2025年度 驚異の内定率96%の就活塾が教えるEdgey式SPI3 対策決定版
主要3方式に対応し、約2000問を収載する問題集です。
合格率90%以上を誇る就活塾が監修のもと学生がつまずきやすいポイントを解説しているため、効率よく正確に解き進めるための「型」を身に着けることができます。
Webサイトと連動してスマホやPCで反復トレーニングできる購入特典もついており、移動時間を利用した学習も可能です。
2025年度版 本気で内定! SPI&テストセンター1200題
言語・非言語を中心に1200題を収載し、英語問題や構造的把握力検査にも対応しています。
出題されそうなパターンになるべく多く触れ短時間で解できるようになることを目的としており、反復トレーニングに特化した構成になっています。
主要3方式に対応しているため、実施方法が決まっていない人でも手に取ることができます。
問題数をどんどんこなして高得点を狙いたい人におすすめです。
2025年度版 トップ企業をねらう! SPIスーパードリル
近年頻出の問題を300問収載する問題集。主要3方式に対応しています。
大手企業・人気企業志望者向けに作られているため、応用問題にも触れることができます。
次々と問題を解くことで力をつける構成になっているため、基礎ができていない人には向きません。
幅広い問題に触れて実践感覚を養っておきたい人におすすめの1冊です。
2025年度版 7日でできる! SPI必勝トレーニング
本書はSPI対策が7日間で完成できるように作られた対策本で、本番まで時間がなく短期間でSPI対策を完成させたい人におすすめです。
1日目から6日目まで徐々に難易度が上がっていく構成で、1日ずつ着実に力を伸ばすことができます。
1日30分という目安時間が設定されていますが、本番で力を発揮するためには別途復習する時間を設ける必要があります。
これが本当のSPI3テストセンターだ! 2025年度版
SPIで最もメジャーな受検方法であるテストセンター専用の対策本です。
実際の出題範囲・出題内容を忠実に再現し、受検本番の流れも解説されています。
問題数が多く、テストセンター対策は本書1冊で短期間で完成可能です。
しかし、難易度の高い問題も掲載されているため、数学が苦手な人は解説タイプの対策本をこなしてからとりかかるのがおすすめです。
これが本当のWebテストだ!(3) 2025年度版 【WEBテスティング(SPI3)・CUBIC・TAP・TAL編】 (本当の就職テスト)
近年増加傾向にあるWebテスティング方式に特化した対策本で、重要なポイントに絞ってまとめられているので短期間でWebテスティング対策が可能です。
SPIだけでなく「CUBIC」「TAP」「TAL」など幅広いWebテストの対策方法についても解説しています。
分野別の練習問題と模擬テスト中心で解説はすっきりしているので、数学が苦手な人は解説タイプの対策本からとりかかりましょう。
2025年度版 SPI3(言語・非言語)をひとつひとつわかりやすく。
言語・非言語問題を基礎から学ぶことができる解説タイプの対策本です。
オールカラー印刷で視覚的に理解しやすく、文字が少なめなのでストレスを感じずに学習できます。
詳しい解説で数学が苦手な人でも着実に力をつけられるようになっており、基礎から一つ一つ理解したい人におすすめの1冊です。
2025年版 ダントツSPIホントに出る問題集
主要3方式に対応した問題集で、取材に基づいて最新の出題傾向を分析し、頻出問題1067題を掲載しています。
B6版で携帯しやすく、文字を隠せる赤シートを使って通学中のスキマ時間を活用しながら学習できます。
解説は少なめなので、基礎的な知識に自信のない人は解説タイプの対策本で基礎を身に着けてからの学習がおすすめです。
2025年度版 SPI3&テストセンター出るとこだけ! 完全対策
SPIの頻出問題だけをまとめた対策本で、短期間で効率よく対策ができるようになっています。
はじめに解き方の解説を読んでから練習問題に挑戦する構成となっており、基礎知識に自信がない人におすすめです。
テストセンター形式に対応しているため、受検するSPIの実施方法は必ず確認しましょう。
大手・人気企業突破 SPI3問題集≪完全版≫
大手・人気企業を受けようとする人に向けた対策本で、満点を取る水準まで鍛えることを目標としています。
問題の難易度が高めに設定されているため、基礎知識に自信がある人におすすめです。
高得点を狙う上で重要なポイントに絞って掲載されているため、幅広くじっくり対策したい人は他の問題集タイプの対策本から学習したほうが良いでしょう。